2019/12/2 – 12/9 前橋ハレルヤブックセンター展

【ハレルヤブックセンターちぎり絵展】

ハレルヤブックセンターは群馬県前橋市にあるキリスト教書店。
県内にキリスト教書の専門店が無いことに長年心を痛めてきたクリスチャンのご夫妻が2019年に開業されました。

もともとはミシン商会として営業されてきたご自分の店舗をごらんの写真のように大改装して迎える最初のクリスマスをささやかに応援させていただきました。

店内には、聖書をはじめ神学関係の書籍や信仰書、絵本、文具、クリスマスプレゼントのかわいいグッズ類も置かれています。

店内の雰囲気は明るく、限られたスペースながらクリスマスの喜びを伝えるに十分な展示ができたと思います。

お店の2階には、昔は子供部屋として使っていたというかわいいお部屋があって、そこでカード作りのワークショップもさせていただきました。

2019/9/14 – 9/23 銀座教文館ステラ展

 

【2019銀座教文館ステラ展 「和紙のちぎり絵春夏秋冬」】

絵画や書などの入門書や専門書、作品集などで広く知られている日貿出版社から「思いを伝える/和紙のちぎり絵春夏秋冬」の刊行を出していただいたことで、
銀座教文館書店3階のギャラリー・ステラでその原画展を開いていただきました。

 

そもそも出版のきっかけが、前回の教文館書店エインカレム展に日貿出版社の編集者の方が立ち寄ってくださった事でした。

 

拙著「和紙のちぎり絵春夏秋冬」はちぎり絵作品約40点と、その制作にまつわる随筆4篇がおさめされています。私のちぎり絵制作はキリスト教信仰との関わりなしには語れないのですが、そのことを十分理解して自由に書かせて下さった日貿出版社様には心からの感謝を覚えています。

 

「和紙のちぎり絵春夏秋冬」は作品ごとに短いコメントを添えています。会場はそれを再現し「見て読む展示」にしました。クリスチャンの方も、そうでない方にも楽しんでいただけたと思います。

 

巻末には簡単にできるちぎり絵カードの作り方を収録しており、会場ではそのワークショップを開催しました。小さいお子さんも楽しくご参加下さいました。

「思いを伝える/和紙のちぎり絵春夏秋冬」日貿出版社

2018/2/14 – 2/21 銀座教文館エインカレム展

【2017年2月 銀座教文館エインカレム展】

いのちのことば社から、「日めくりカレンダー片隅の花でも」が刊行され、販売をお取り扱いいただいている銀座教文館書店様のお招きで、4階にあるギャラリー・エインカレムで和紙ちぎり絵展が実現しました。

 

日めくりカレンダー31日分の原画とともに、作品ごとに添えた短文と聖書の言葉をそのままキャプションとして展示しました。

原画はすべて、いのちのことば社「月刊mannaマナ」の表紙に用いていただいたものですが、普段お目にかかるかかることのない読者の方々や、長年ファンでいて下さる方のご来場に深く励まされました。

 

ある日、背広姿の男性がある作品の前にしばらく佇んでおられ、原画に添えられた「私たちの国籍は天にあります」という聖書の言葉がいたく心に沁みたと言って下さいました。大切なご家族を最近見送ったばかりとのことでした。。

 

会場に設けた小テーブルでちぎり絵のワークショップを開催。まだまだお教えするのに不慣れな私を明るく勇気づけ励まして下さったお客様たち、本当にありがとうございました。

 

日めくりカレンダー「片隅の花でも」は、いのちのことば社フォレストブックスより好評発売中です(1,320円+税)。

2017/10/24 – 10/21 お茶の水おりがみ会館ギャラリー

【2017年10月 お茶の水おりがみ会館ギャラリー】

東京都文京区湯島にある「おりがみ会館」は、江戸時代安政5年(1858年)から続く和紙の老舗「ゆしまの小林」のギャラリー。

社主の小林一夫館長は日本の折り紙文化を世界に広め発展させた功労者として知られ、何度もマスメディアに登場されている方です。

 

もちろん和紙の歴史にも造詣が深くご著書も膨大。
おりがみ会館の和紙売り場は全国各地の和紙をはじめ美しい染め和紙、江戸千代紙、和紙手工芸品など充実かつ圧倒的な品ぞろえで、私ははちぎり絵を始めた80年代に群馬県からしばしばこちらに出向いて和紙を購入していました。

 

見よう見まねの独学でちぎり絵を続けている私にとって、おりがみ会館の売り場は、まるで学校のような場所でした。

 

2013年秋、私はこのおりがみ会館からほど近い「お茶の水クリスチャンセンター」でちぎり絵展を開きましたが、初日に巨大台風の首都圏直撃で都内は交通マヒに。

そんな中、文京区から徒歩で風雨の中を長靴&アロハシャツ姿で颯爽と一番乗りされたのがおりがみ会館の小林館長でした。
この時は本当に励まされ、いつか必ずおりがみ会館のギャラリーでもちぎり絵展を開きたいと強く思いました。

 

おりがみ会館は日本文化の発信地として、海外の旅行者にもよく知られ「TOKYO街歩き」の有名スポットになっており、外国の方も多くご来場下さいました。

2016/12/15 – 1/11 銀座教会東京福音会ギャラリー

【2017年12月 銀座教会東京福音会ギャラリー】

東京都中央区銀座4丁目にある日本基督教団銀座教会を母体とする「東京福音会センター」には、数寄屋橋交差点に面した大通りからスッと入れるギャラリーがあります。

 

そのギャラリーで毎年恒例となっている「クリスマスアート展」に作品を掲げさせていただきました。

 

錚々たる作家先生の作品が並ぶ中、本当に小さな作品を並べさせていただきましたが、カレンダーや絵葉書も販売して下さり本当にありがとうございました。
東京福音会ギャラリーでは、2017年イースターアート展、2018年クリスマスアート展のイベントにも参加させていただきました。

2016/11/1 – 11/13 埼玉伝統工芸会館ギャラリー

【2016年11月 埼玉伝統工芸会館ギャラリー】

私の住む埼玉県で古くから作られている手すき和紙「細川紙」の製造技術は2014年、島根県「石川半紙」、岐阜県「本美濃紙」とともにユネスコの世界無形文化遺産に指定されました。

 

埼玉県比企郡小川町にある一般財団法人埼玉伝統工芸会館は、ユネスコの世界無形文化遺産に指定された手すき技術の保存と和紙文化振興のため、手すき工房や大小展示室、集会室等を備えた大規模施設です。

小川町は私の住まいから車で1時間足らず。私の好きな美しい染め和紙を取り扱う和紙問屋さんによく訪れていたこともあり個展開催を決めました。

 

世界遺産に指定された和紙産地だけに和紙の知識が豊富なご来場者が多く、深い関心と興味もってじっくり見て頂けました。

事前に周辺の町々にあるいくつかの教会の皆さんにお声がけしたことで、教派を越えていろいろな方々との交流も生まれました。

 

この展示会が、やがて地元比企郡小川町にある「福音伝道教団小川キリスト教会」のちぎり絵展につながってゆきました。

2013/9/16 – 9/21 OCCビル Tギャラリー

【2013年9月 お茶の水クリスチャンセンター「T ギャラリー」】

お茶の水クリスチャンセンター5階に、都心としては最大級の広さを持つ「T(ティー)ギャラリー」がありました。

 

詩画作家の星野富弘氏や版画家の渡辺禎雄氏、写真家の小林恵氏など、錚々たる方々が展示会を開催されておられた会場でした。
思いがけず運営主体のいのちのことば社様が背中を押して下さったことから、私にとっては初めて、都内での展示会をさせていただきました。

 

私は原画を売らない作家なので、展示会を開くことは経済的にとても大変なのですが、今後の私の活動を広げてゆく一歩になればと一大決心で挑戦しました。
広い会場を著名なスクリプト作家の松田圭子氏とシェアして開催しましたが、松田氏は作品展示に関して豊かな経験をお持ちの方で、未熟な私は大変勉強になりました。

 

この展示会で私は、ちぎり絵作品に込めた神様への感謝や聖書から与えられた恵みを、自分の言葉にして作品に添えて展示する形をはじめて試みました。
せっかく来場して下さった方々に、何とかして、福音のかけらでもよいから持ち帰って欲しいと願ったからです。

 

すると作品に添えた言葉を携帯で撮ったり、メモしたりする方が何人も現れました。
ちぎり絵の原画展はこのようなことが可能なのだ!と改めて気づき大いに励まされました。

 

今振り返るとこの展示会は、後の日の地域教会のちぎり絵展への確かな布石となっており、素晴らしい場所で機会を与えて下さった神さまと、長い間応援して下さった多くの方々に本当に感謝しています。

2010/10/20 – 10/24 ギャラリー門 kado

 

【2010年10月 足袋蔵ギャラリー門 kado】

埼玉県行田市「ギャラリー門 kado」で、久しく遠ざかっていた原画展示を25年ぶりに再開しました。

私は行田市内の教会に通うクリスチャンですが、その教会は知的障碍をお持ちの方のために福祉作業所NPO「行田のぞみ園」を立ち上げていました。
園の働きに少し関わっていた私は「行田のぞみ園」が生み出す、とても美味しくて質の高い焼き菓子(クッキーやパウンドケーキ)をもっと広く市民の皆さんに知っていただくために、ちぎり絵展開催を通して応援をと思いました。

 

教会の牧師(NPOの創設者でもある)と信徒のみなさん、そして行田のぞみ園と保護者の皆さんに多くの力を貸していただき、ちぎり絵展が実現しました。
展示会は、近くの公園を会場に開催される行田市主催の「健康福祉祭り」のイベントの日程に合わせて開催したので、福祉関係者はじめ一般のお客様が大勢来て下さってうれしかったです。

 

行田市はかつて日本一の和装足袋の産地として栄えた城下町で、市内には足袋の保管庫としての「足袋蔵」が文化財として多く残っていて「ギャラリー門 kado」もその一つです。
行田市の初代市長の邸宅敷地に建つ蔵を、地元の大学でも教える建築家の方が改築を手掛けた美しいギャラリーです。

 

この時の告知ハガキに使われている小鳥の巣の中のクッキーやパウンドケーキは、行田のぞみ園の製品そのものを写実的にちぎり絵にしました。
和紙の質感と、クッキーの質感が不思議なくらいにマッチして美味しそうな作品になったと思います。

 

「のぞみ抱きともに歩む」と題したこの作品は、その後「行田のぞみ園」の施設案内パンフレットにも使って頂いています。