銀座教文館2023いのちの夏フェスティヴァル 8/2(水)-14(月)

ひびきあう平和への祈り みことば・フルート・ちぎり絵
岩本遠億/紫園香/森住ゆき

「いのちの夏フェスティヴァル」は岩本遠億氏(言語学博士、神田外語大学大学院教授、キリストの平和教会牧師)と、紫園香氏(日本を代表するフルート奏者、NGOハンガーゼロ親善大使、日本クリスチャン音楽大学教授)という、私には遠い雲の上にいるような方々の催しに和紙ちぎり絵を加えていただき、銀座教文館3階ギャラリー・ステラで開催されました。株式会社ヨベル刊行の岩本遠億先生のご著書の表紙に和紙ちぎり絵を使って頂いたことからのお声がけでした。

   

銀座4丁目、歴史ある重厚な教文館ビルのロビーディスプレイにも大きく催事案内がなされました。折しも坂本龍一さんが逝去され、同じスペースにその著書やCDが飾られていました。
  

 

搬入は直前に展示会のあった徳丸町キリスト教会から教文館への直送便と、自宅から軽貨物便チャーターで持ち込んだものをあわせて、前日にいざ設営開始。

ギャラリーステラの入口はバイオレットの幕が特徴です。
  

原画はギャラリー壁面に全部で30点余り。物販品のテーブルは3人分の著書やCDなど、なかなか品数豊富でした。

初日から沢山の方々が。お客様のお目当ては、会期中ほぼ毎日ギャラリーで聖書のメッセージを語られる岩本遠億先生に会いたい読者のみなさん。先生の著書は次々ベストセラーとなり再版を重ねています。
会期中は画像も用いてイエス・キリストの時代の地理や歴史的遺跡などを紹介しつつ、日々力強くギャラリーから福音を発信なさっておられました。

 

私は会場の片隅で和紙ちぎり絵の制作実演を行いました。人前で制作することはめったにないこと。ちょっと緊張しつつ、月末の締め切りが迫る月刊誌の表紙制作を致しました。写真はその後発行されたいのちのことば社月刊マナ12月号。

  

この「いのちの夏フェスティヴァル」では、広島・長崎の原爆投下日にあわせて平和を祈念する「平和セレモニー」を開きました。会場は教文館ビル6階の特設会場。テレビ局やクリスチャンメディアの記者さん、取材カメラも続々と会場入りしてスタンバイ。

  

「平和セレモニー」はヒロシマ、ナガサキの原爆投下日にあわせて2回開かれました。岩本遠億氏ご自身が長崎の原発被爆者をルーツをお持ちであることもあり、当事者でなければ知り得ないエピソード、そのご親族でなければ語れない証しをお語り下さいました。

満席の聴衆はそのメッセージに引き込まれ、圧倒され、水を打ったようになり、岩本先生のお話が終わっても誰もすぐには立ち上がれないような感動に包まれました。

 

 

 

さらにセレモニーの感動は、紫園香さんの素晴らしいフルート演奏に引き継がれました。紫園さんの朋友、ピアニストの菅野万利子さんが応援に駆けつけて下さり息の合った素晴らしいアンサンブル。演奏の合間の紫園香さんのMCは、豊かな知性とユーモアに満ち、お二人の素晴らしい演奏とともに会場はあたたかい雰囲気に包まれました。

 

すべて入場無料の催しでしたが、NGOハンガーゼロ親善大使を務める紫園さんの呼びかけでセレモニー会場にはチャリティ募金箱が。ご賛助くださった多くの皆さん、大変ありがとうございました。

 

2週間というロングランの催事でしたが、猛暑にもかかわらず連日たくさんのお客様がお越し下さり私たちを励ましてくださいました。会場をご提供下さった教文館様、岩本遠億氏の著書を出版されているヨベル出版様にも大変なご尽力を頂きました。

また、この夏の私たちの出会いがきっかけとなり、この12月にはフルーティストの紫園香さんとピアニストの菅野万利子さんの共著がヨベル社から出版されました。「ヒャッホウ!おばあさんだって冒険したい!」

表紙画は私の和紙ちぎり絵、巻頭の推薦のことばを岩本遠億氏が寄せています。

紫園さんと菅野さんはこれから「Duo Stella(デュオ・ステラ)」として息長く演奏活動をなさることでしょう。㈱ヨベルの安田正人社長が「出会いが出来事になる」という言葉を教えてくださいましたが、まさにそんな出会いと出来事が生まれた2023年の夏でした。ご来場下さった皆さん、遠くから祈って応援して下さっていた皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA