Japanese Christian

北山杉の美しさを知ったのは、日本画家の東山魁夷画伯の作品集でした。若い頃、京都駅からバスに乗って、実際の北山街道の美林を目にした時の感動は、森閑とした山中でバスを降りたのが自分一人だった事にオタオタした記憶とあいまって今なお鮮明です(笑)。

幼苗の頃から入念に手入れされ、ひたすら垂直に屹立する杉の群生を見ていると、整然とした美しさの中に、何とも言えないある種の淋しさのようなものを感じました。ブナ林のようにおしゃべりな枝葉が呼び合うようでも、カラ松林のように空を広く抱くでもない。限りなく美しく、でもどこか切ない眺めだと。

その後何年かして、私はクリスチャンになりました。日本社会のクリスチャンは、もう圧倒的に少数派で、職場でも、地域でも、遊び仲間のうちでも、家族の中においても、その価値観と生き方において時にとても孤独な存在だと思います。少々おおげさかもしれませんが、この作品はそんな日本のキリスト者に心からのエールを込めて制作しました。私たちは、神さまが置いて下さっているそれぞれの場所で、心から喜んで生きています。
「あなたは一人ではない。決してあなたを一人にはしない」と、絶えず語りかけて下さる声の主を知ったので。

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