【2016年11月 埼玉伝統工芸会館ギャラリー】
私の住む埼玉県で古くから作られている手すき和紙「細川紙」の製造技術は2014年、島根県「石川半紙」、岐阜県「本美濃紙」とともにユネスコの世界無形文化遺産に指定されました。
埼玉県比企郡小川町にある一般財団法人埼玉伝統工芸会館は、ユネスコの世界無形文化遺産に指定された手すき技術の保存と和紙文化振興のため、手すき工房や大小展示室、集会室等を備えた大規模施設です。
小川町は私の住まいから車で1時間足らず。私の好きな美しい染め和紙を取り扱う和紙問屋さんによく訪れていたこともあり個展開催を決めました。
世界遺産に指定された和紙産地だけに和紙の知識が豊富なご来場者が多く、深い関心と興味もってじっくり見て頂けました。
事前に周辺の町々にあるいくつかの教会の皆さんにお声がけしたことで、教派を越えていろいろな方々との交流も生まれました。
この展示会が、やがて地元比企郡小川町にある「福音伝道教団小川キリスト教会」のちぎり絵展につながってゆきました。