2019/12/2 – 12/9 前橋ハレルヤブックセンター展

【ハレルヤブックセンターちぎり絵展】

ハレルヤブックセンターは群馬県前橋市にあるキリスト教書店。
県内にキリスト教書の専門店が無いことに長年心を痛めてきたクリスチャンのご夫妻が2019年に開業されました。

もともとはミシン商会として営業されてきたご自分の店舗をごらんの写真のように大改装して迎える最初のクリスマスをささやかに応援させていただきました。

店内には、聖書をはじめ神学関係の書籍や信仰書、絵本、文具、クリスマスプレゼントのかわいいグッズ類も置かれています。

店内の雰囲気は明るく、限られたスペースながらクリスマスの喜びを伝えるに十分な展示ができたと思います。

お店の2階には、昔は子供部屋として使っていたというかわいいお部屋があって、そこでカード作りのワークショップもさせていただきました。

2019/10/9 – 10/12 羽生キリスト教会展

 

 

【2019年10月 福音伝道教団羽生キリスト教会展】

東武伊勢崎線羽生駅から徒歩で数分の福音伝道教団羽生キリスト教会(館野克己牧師)は、明治時代末期に英国から来日した宣教師マーガレット・A・バーネット女史の働きで生まれた教会の一つです。

 

数年前に新しくなった礼拝堂は素晴らしい音響を備え、折々に開かれる音楽コンサートは市民の皆さんに親しまれていますが、「教会での絵の展示イベントは初めて」とのこと。今回ちぎり絵の展示場所には、礼拝堂に隣接したミーティングルームをご用意いただきました。

 

前日の設営には教会婦人部の皆さんが何かとお手伝い下さいました。作業は和気あいあい。でも事前のプランどおりにゆかない事もよくあります。そこを教会の皆さんと現場で考えて、工夫して一緒に乗り越えてゆく、そのプロセスが私はとても好きです。

 

礼拝堂との仕切りは少し開いた状態にして、展示を見ながら自然に礼拝堂のたたずまいを見て頂けるようにしています。また教会の歴史を物語るクラシックな足踏みオルガンは、ミーティングルームで今なお現役とのこと。展示のため片付けるにはあまりに惜しく、敬意を込めてそっと作品を置かせていただきました。

 

ご来場の方々に、羽生教会の明るく親しみやすい雰囲気を届けられればと、喫茶コーナーやワークショップのPOPは森住が手作りしました。

 

 

 

 

 

2019/9/14 – 9/23 銀座教文館ステラ展

 

【2019銀座教文館ステラ展 「和紙のちぎり絵春夏秋冬」】

絵画や書などの入門書や専門書、作品集などで広く知られている日貿出版社から「思いを伝える/和紙のちぎり絵春夏秋冬」の刊行を出していただいたことで、
銀座教文館書店3階のギャラリー・ステラでその原画展を開いていただきました。

 

そもそも出版のきっかけが、前回の教文館書店エインカレム展に日貿出版社の編集者の方が立ち寄ってくださった事でした。

 

拙著「和紙のちぎり絵春夏秋冬」はちぎり絵作品約40点と、その制作にまつわる随筆4篇がおさめされています。私のちぎり絵制作はキリスト教信仰との関わりなしには語れないのですが、そのことを十分理解して自由に書かせて下さった日貿出版社様には心からの感謝を覚えています。

 

「和紙のちぎり絵春夏秋冬」は作品ごとに短いコメントを添えています。会場はそれを再現し「見て読む展示」にしました。クリスチャンの方も、そうでない方にも楽しんでいただけたと思います。

 

巻末には簡単にできるちぎり絵カードの作り方を収録しており、会場ではそのワークショップを開催しました。小さいお子さんも楽しくご参加下さいました。

「思いを伝える/和紙のちぎり絵春夏秋冬」日貿出版社

2019/7/26 – 7/27 ヨーロッパキリスト者の集い「 日本文化展」

 

【2019年7月 ヨーロッパキリスト者の集い日本文化展】

ヨーロッパキリスト者の集い」は37年間続いている欧州在住の日本人キリスト者を中心にした夏のイベントです。欧州各地に散っている日本人教会が輪番で幹事役を務め、2019年は東欧解放30周年を記念してルーマニアで開かれました。

 

会場は風光明媚な学園都市クルージュ・ナポカ。開催都市における市民間交流のために開かれた「日本文化展」にお招きを受けました。

会場は中世の石造りの要塞塔をそのままイベントギャラリーに改築した展示施設、バスティオン・トゥルヌ・クロイトリロ/Turnul Croitorilor 。私は最上階の三角屋根部分をお借りして展示しました。

 

キリスト者の集いは全ヨーロッパから三百人近いクリスチャン(日本人はじめ欧州、米国など多様)が集います。私は会場に和紙のサンプルを置き自由に触れてもらうのですが、地元の方や旅行者の方々が、その色彩の美しさや感触に感動なさっていたのがうれしかったです。

 

集会で、ルーマニアではよく知られた彫刻家の方に出会いました。
彼は、チャウセスク政権に抵抗し解放運動に身を投じた若者たち追悼する作品を多く生み出しており、その作品群の一つが、クルージュ中心部の大きな広場に立っていました。

 

その方から、地元産の紙の束をいただきました。
生成り色で柔らかく厚みがあり、版画やドローイングに使うということです。手でちぎることができます。いつか意味のあるものを作ってみたいと思っています。