【2017年10月 お茶の水おりがみ会館ギャラリー】
東京都文京区湯島にある「おりがみ会館」は、江戸時代安政5年(1858年)から続く和紙の老舗「ゆしまの小林」のギャラリー。
社主の小林一夫館長は日本の折り紙文化を世界に広め発展させた功労者として知られ、何度もマスメディアに登場されている方です。
もちろん和紙の歴史にも造詣が深くご著書も膨大。
おりがみ会館の和紙売り場は全国各地の和紙をはじめ美しい染め和紙、江戸千代紙、和紙手工芸品など充実かつ圧倒的な品ぞろえで、私ははちぎり絵を始めた80年代に群馬県からしばしばこちらに出向いて和紙を購入していました。
見よう見まねの独学でちぎり絵を続けている私にとって、おりがみ会館の売り場は、まるで学校のような場所でした。
2013年秋、私はこのおりがみ会館からほど近い「お茶の水クリスチャンセンター」でちぎり絵展を開きましたが、初日に巨大台風の首都圏直撃で都内は交通マヒに。
そんな中、文京区から徒歩で風雨の中を長靴&アロハシャツ姿で颯爽と一番乗りされたのがおりがみ会館の小林館長でした。
この時は本当に励まされ、いつか必ずおりがみ会館のギャラリーでもちぎり絵展を開きたいと強く思いました。
おりがみ会館は日本文化の発信地として、海外の旅行者にもよく知られ「TOKYO街歩き」の有名スポットになっており、外国の方も多くご来場下さいました。